東京虫くいフェスティバル2024 虫食いレジェンド大集合 10月26日開催

2017年の開催以来、7年ぶりの東京虫くいフェスティバルが帰ってまいりました! 今年は、10月26日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催します。また、イベント3日前には、ムシモアゼルギリコ50歳の誕生日ということもあり、こちらもみんなでお祝いしましょう。

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昆虫の味

【昆虫食】カメムシの香り比べ Vol.2 ホオズキカメムシ VS 4匹の刺客!

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前回、カメムシの香り比べをしたら、ホオズキカメムシが、とりわけ素晴らしい爽やか青リンゴの香りを秘めていた。

ホオズキカメムシ。

ホオズキカメムシ
あまい…★★★★☆
からい…★☆☆☆☆
にがい…★☆☆☆☆
すっぱい…★★★★☆
うまい…★★★☆☆
刺激…★★★★☆(←今回からカメムシの追加評価ポイント)
ヘリカメムシの仲間の本種。噛みしめるとともに、チャバネアオカメムシ以上のめちゃくちゃフルーティーな香りが口いっぱいに広がった。文句なしに青リンゴの爽やかさ。ビリっと弾けるような感覚もあったが、こちらは辛さがなく、笑みがこぼれるようなフレッシュさだ。個人的には本種のぶっちぎり優勝である。
総合点 85点

 

この素晴らしいフルーティーなカメムシの香りに勝る者がいるのかしら。
そんなことを思っていた矢先に、
新たなる4匹の新カメムシを捕まえた。

・ウズラカメムシ
イネ科植物を主食とする縦に走るストライプ模様が特徴のカメムシ。

 

 

 

・アオクサカメムシ
カメムシと言ったら、本種を思い浮かべる人もいるかもしれない。青くて、臭い、THE・嫌われ者カメムシ代表。

 

 

 

・エサキモンキツノカメムシ
背中に刻まれたハートマーク。少々名前がややこしい。ハートもついてるし、いい匂いがしても違和感ないカメムシさん。

 

 

・ホソハリカメムシ
ホオズキカメムシと同じくヘリカメムシの仲間。
今回、ホオズキにとって最大のライバルになるのではないかと予想する。

ホオズキと比べて、胸部の両端が尖っていて、足が細い。

 

この新たな4匹のカメムシを、それぞれ茹でて味見してみることにした。
果たして、ホオズキカメムシに対抗できる香りを持つカメムシが、この中にいるのだろうか。
いざ、吟味。

さァ、今回も食べ比べてみよう。

ウズラカメムシは、ビター&パクチー風味。

ウズラカメムシ
あまい…★★☆☆☆

からい…★☆☆☆☆
にがい…★★★☆☆
すっぱい…★☆☆☆☆
うまい…★☆☆☆☆
刺激…★☆☆☆☆

最初に噛んだ瞬間、苦味がじわりと出てくる。
苦さが口いっぱいに満たされたのちに、パクチーの香りが後から広がってきた感じだ。苦味のあとにパクチー風味。これはこれで新しい組み合わせではないかな。ビリっとした刺激がないので、
ビターテイスト…オトナ向き?
総合点 50点

 

 

アオクサカメムシは、旨味のある2つの風味

アオクサカメムシ
あまい…★★★☆☆

からい…★☆☆☆☆
にがい…★☆☆☆☆
すっぱい…★★☆☆☆
うまい…★★★☆☆
刺激…★★☆☆☆
噛みしめると、なんとエスニックなパクチーの風味と、爽やかな青リンゴの風味が両方感じられる…!でも、両者ともやんわりとした香りで、クサギやホオズキほどの主張がない。
ミックス風味、驚いた。比率にすると、パクチー6の青リンゴ4くらいに感じた。
そして、それに加えて旨味がある。刺激はビリっとした感じはなく、わずかな電気ショックが、じわっと広がっていく感じ。あと、これはたまたま味見をしていたら、なんと子持ちカメムシであった。プチプチっとした食感が、とびっこのようで素晴らしい。
総合点 65点

たまたま子持ちであったアオクサカメムシ。プチプチして最高。

エサキモンキツノカメムシは、ダブルフレーバー♡ けれど..

 

エサキモンキツノカメムシ
あまい…★★☆☆☆

からい…★☆☆☆☆
にがい…★☆☆☆☆
すっぱい…★★☆☆☆
うまい…★★☆☆☆
刺激…★☆☆☆☆

前述のアオクサカメムシと同じく、こちらもパクチー+青リンゴフレーバーを持っている。こちらは5:5くらいでバランスの良い塩梅の香りだったけれども、いまいちパッとしない薄い香りだった。刺激もないので逆に言えば、食べ易いということにもなるだろうけど、個人的には、あまり印象に残らない。
総合点 60点

 

ホソハリカメムシは、安らぎの香り。

 

ホソハリカメムシ
あまい…★★★★☆

からい…★☆☆☆☆
にがい…★☆☆☆☆
すっぱい…★★★☆☆
うまい…★★★★☆
刺激…★★☆☆☆
今回の最も期待値の高いであろうヘリカメムシの仲間の本種。
噛むと、ホオズキ同様、爽やかな青リンゴの香り!
けれども、あのホオズキのようなビリビリッとした刺激がない。
ただただ、口いっぱいにフレッシュさが広がるのである。
リラックスすらできそうな、安らぎのフレーバーである。
刺激のホオズキカメムシに対する、安らぎのホソハリカメムシと言ったところか。どちらも素晴らしい〜。

総合点 85点

結果、やはりヘリカメムシの仲間、ホソハリカメムシが、ホオズキカメムシに引けをとらない、安らぎの青リンゴ臭を放った。
ヘリカメムシの仲間は、やはり青リンゴの香りのする種類が多いようだ。

何回か食べ比べていくうちに、カメムシの中でも、種類によって香りの傾向があるように思えて面白くなってくる。

ということで、今回もごちそうさまでした〜。

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この記事を書いた人
むしくい

昆虫食愛好者(と言いつつも、肉も魚もいろいろ食べる。)
祖父母の影響で、幼少期に生け捕りのハチの子を炒めて食べるなどして、昆虫食に親しんだ。

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