初夏にクワガタ採集に行ったつもりが、
クワガタよりも、何故かカマドウマばかりを100匹近くGETしたので、
どうしようかなァ〜と、しばらく冷凍備蓄しながら考えていた。
以前カマドウマは、旨味の塊であることを知ったので、
今回はおいしいカマドウマ料理に挑戦してみよう。
秋っぽい料理。うぅむ、炊き込みご飯。
カマドウマの釜めしなんてどうじゃろうか。
そうよ。もう「便所コオロギ」なんて呼ばせないわ。
だって、カマドウマは美味いんだから!
ということで調理はじめ。
カマドウマの釜めしを作ろう!
まず、カマドウマを沸騰したお湯で茹でます。
カマドウマは細菌やハリガネムシ等の寄生虫の宿主になっている可能性があるので、加熱は特に念入りにします。またエビカニ等の甲殻系アレルギーのある方は症状が出やすいので注意です。便所など不衛生な場所でのカマドウマではなく、こちらは山でとれた個体です。
お米(今回は2合くらい)を磨いで、カマドウマを投入。
釜は持ってないから、炊飯器でやります。
さすがに100匹も入れると米よりカマドウマのほうが主食になり兼ねないから、ひとまず20匹ちょいくらいに留めておこう。
お好みの具材(私は面倒だったので市販の釜めしの素としいたけ&ヒラタケ)をカマドウマ飯に混ぜ込みます。カマドウマの味を米に染み込ませたいので、味付けは薄めにしてみます。
5時間後‥炊けたぁ。ホカホカのカマめし。
カマドウマ含め具材がゴロゴロしてて、いかにも釜めしって感じはする。
茶碗によそってみよう。
料理になっていると、そこまで違和感ってのは感じない。
カマドウマが、釜飯の具として割と自然に溶け込んでいるような。
まだら模様のエビが食材で使われているくらいの感覚でこの料理と向き合った。
いただきます。
ご飯と一緒にカマドウマをかき込むと、強い旨味を感じた。
米にもカマドウマの魚介っぽい出汁&独特の虫の香りが染みている。
カマドウマ自体はやや硬いので、噛むのに時間がかかるが噛むたびに旨味が増してくる。食感は若干フニャっとしてしまったが、それでも旨味は相変わらず強くてなかなかおいしい。ていうか普通の釜めし感覚でガツガツ食べられる。
2合炊いたので、カマ飯が2日間ほど食卓に並んだのであった。
ごちそうさまでした。
3回に分けてカマドウマ飯を堪能し、炊飯ジャーも空っぽ。
あと食べるときの注意点、長い触角&後ろ脚をよく噛んで食べるのが◎。
筆者は、扁桃腺あたりにカマドウマの触角が挟まってしまい、しばらく、口の中が痛い&くすぐったくなってしまいました。