小ネタ

『アウト×デラックス』の「コオロギキッシュ」レシピ


5年ぶり!に『アウトデラックス』からお声をかけていただき、こんな虫料理をお届けしてきました。
「コオロギのキッシュ」

ここ数年で市販の食用昆虫がそこそこ増え、ずいぶん手軽に作れるようになったもんだ……なーんてしみじみしてしまいました。
今回使ったのは、TAKEOの乾燥コオロギ。購入は、ジビエ居酒屋「米とサーカス」(高田馬場)の前に設置されている「食用昆虫自販機」にて!
(これについてはまた後日詳しくお知らせしたい~)

夜中に自転車をガーッと飛ばし、食用の虫を買いに行かれるようになるなんて、素晴らしい時代になったものです。
たまにならキャッチ&イートも楽しいんですが、基本インドアなのでできれば市販品で済ませたいし~。なんて思惑から、乾燥コオロギを使った「キッシュ」を作ってみました。

「コオロギのキッシュ」

【材料】直径12センチのタルト型2台分
・冷凍パイシート…2枚
・玉ねぎ(大)…1/2個
・乾燥コオロギ…1袋(15g)※なければペットショップ等で売っている生体を炒めてもOK。
・ニンニク…1欠け
・サラダビーンズ…1缶
・ピンクペッパー…少々
・ピザ用チーズ…適量

A(卵液)
・卵…2個
・生クリーム…50ml
・牛乳…50ml
・粉チーズ…大さじ1
・カレー粉…小さじ1
・塩…少々

【作り方】
1・冷凍のパイシートを解凍し型に敷き、重石を乗せ200℃に温めたオーブンで15分空焼きする。

2・スライスしたニンニクとオリーブオイル(分量外)で玉ねぎ(1/2個)とコオロギを炒め、余熱をとっておく。

3・Aとサラダビーンズ、コオロギ、2を混ぜあわせる。

4・3を1のパイシートに注ぎピンクペッパーを散らし、ピザ用チーズをふりかけたら220℃に温めたオーブンで15分焼く。


※焼き色が付きすぎる場合はアルミをかける
※コオロギを主張させたい場合は、ピザ用チーズは省略してもOK。

虫の中でもクセのない乾燥コオロギを使いましたが、卵液が浸透して臭みが出てしまう可能性もあるので「粉チーズ」は省かないほうがよさそうです。

日頃は「虫の良さがなくなるから、動物性のたんぱく質や油とあわせんじゃね~!」なんて主張しておりますが(この件についても改めて語りたい)、今回は「食べやすさ」を重視したので、こんなレシピになった次第でございます。

文=ムシモアゼルギリコ

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この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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