■著者:鈴木知之
■発行:2005年
■発売:幻冬舎コミックス
<目次>
第1章・日本のゴキブリ/第2章・外国のゴキブリ/第3章・ゴキブリとは何か?/第4章・害虫としてのゴキブリ/第5章・ペットとしてのゴキブリ
茶黒のツヤと毛深い脚を堪能できる
ゴキブリグラビア決定版
ゴキブリ擬人化同人誌がアニメ化されるとのこと。名を口にする事すら憚られることもある嫌われ虫もだいぶ世間様に受け入れられるようになってきたようですので、ぜひとも現在絶版になっている『ゴキブリだもん』を復刊していただきたい!
『ゴキブリだもん』は100種以上ものゴキブリを、フルカラーで楽しめる写真集だ。
掲載されているのは見慣れた照りのある種類だけでなく、シャア専用かと見紛うカラーリングのカメムシゴキブリやファンシーなドット柄のテンダマゴキブリなど、「コレってゴキブリ!?」と目から鱗の美しい姿のものも。ページをめくればあっという間に楽しいゴキブリワールドに連れていかれてしまうだろう。
ゴキブリストでない人でも、たっぷり楽しめる事請け合いだ。
そして最も素晴らしいのは、全3ページとはいえ、著者がゴキブリクッキングに挑戦しているコラムがあることだ。
「素揚げ」はゴキブリ料理の基本だと思うが、この著者は難易度の高い「茹で」にも挑戦。予想通り「茹で」の味はイマイチだっだとの事だが、キングオブ害虫として名を馳せるクロゴキブリで作ったかき揚げは大変美味しそうに仕上がっている。
このほか、「ゴキブリ男」なる都市伝説や、ゴキブリコーヒーの想い出など、各所にちりばめられた小ネタも充実。
ところで、奥付のクレジットに発見した「協力/フマキラー」。納得できるようなできないような。
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