11月21日(月)に開催しました
『沖縄VS虫 仁義なきサブカル&グルメ対決(なぜ戦う!?)』無事終了致しました!
もしやガラガラ…と思いきや、
平日にも関わらず沖縄チーム、虫食いチームが駆け付けてくれ、
席もそれなりに埋まって大変ありがたい事です。
ご来場くださった方、本当~にありがとうございました!
こちらは開場で販売した、虫食の一部。
タガメ焼酎。レモンも一緒につけてさらにさっぱり。奥に見えるのは、蜂蜜を発酵させたお酒・ミード。
『虫菓子小屋』(最近放置していてスミマセン・・・!)の虫食い仲間・ローザ優子の作った
イナゴチップスと竹虫ケーキ。この他、蝉の燻製の用意も。
沖縄料理はネイキッドロフトの定番メニューなので、いつも通りということで。
さて、各々お腹が満足したところで・・・
トークライブ、はじめさせていただきます!
カベルナリア吉田VSムシモアゼルギリコ。
第1部は「マンガの虫メシ」。
最初はお手柔らかに、『はだしのゲン』のイナゴ串でかんべんしてさしあげます。
広島の被爆体験を描いた『はだしのゲン』では、
戦時中の食糧難からイナゴを食べるシーンがある。
イナゴは戦時中だけでなくとも、江戸時代から食べられてきた食材で、
特にゲンたちが食べた「串焼き」は、昔からの伝統的なスタイルなんでである
(江戸の街にはイナゴの蒲焼売りという商売があった)。
イナゴは希望者の方々も手に取り、ひとまず皆でかんぱーい。
カベルナリア曰く「もうちょっとタレが欲しい・・・(訳:味が薄い)」とのことだが
戦時中なんで調味料なんてありませーん。素朴な味をかみしめやがれ!
お次は『死神が来る!』という70年代のホラーマンガより、ムカデ食。
100歳越えの寝たきりおじいちゃんが
ムカデを食べて命をつないでいるというパンクな食事描写である。
↑こちらが本日の食材(※クリックすると食材の動画が流れます)
さて、再現。まずはお湯で下処理しまーす。
(注:漫画では生きたまま食べてますが、嚥下力の弱いおじいちゃんに
そんなものを食べさせてはいけません)
カラッと揚げてこのとおり!
だんだんと、虫食に躊躇しだすカベルナリア吉田。
『沖縄ディープインパクト食堂』なんて本を書いているくらいなんだから、こんな小動物、サクッと食べていただきたい。
カベル「・・・ゴムの味がする」
ひなびたような独特の風味がいいんですがねえ。
まあ、味はともかくやっぱり見た目が華やかであるので、ぜひ食用花のように使っていただきたい。
お次は古賀新一のSF超大作『妖虫』より、タランチュラ食い。
日々昆虫化していく少年吾一君が、ある嵐の夜、蜘蛛丼をむさぼり食うのだ。
これもムカデ同様お湯で〆てから素揚げするのだが、お湯の量がちょっと足りなかったようで、タランチュラを無駄に暴れさせてしまった。
客席のキャーという声を超える大音量で「うわああああ!」と叫ぶカベルナリア先輩。ついイラッときて「うるさい!」と怒鳴ってしまったのは、大変大人気なかったと思っております!
下処理されて、動かなくなったタランチュラ。
揚げ中。会場にたちこめるいい匂いに、思わず笑いが・・・。
こんがりホックホク!
『妖虫』では少年が貪り食っているのだが、それもそのはずで・・・
やだあ!いいお味じゃないの!(美味しんぼ風に)
試食希望者います? と募ると、次々立ち上がるお客さんたち。
だって本当に美味しいのだから、当然?
1匹しか用意できなくて、スミマセン。
そして1部ラストは、つのだじろうの”青虫弁当”。
デイリーポータルZのライターほそいあやさんが試食した
大変可憐な動画で休憩タイムへ。
2部はカルチャー対決。
「沖縄にこんなやつはいねえ!」な”ホントはヘンだよ沖縄映画”や、
ランコムのミューズが虫コスプレでアハンウフンしている動画や
イケナイオモチャなどをご紹介。
そして虫食いにぶつけるかのように
カベルナリア吉田が沖縄の古本屋で仕入れてきた、衝撃的な薬膳料理本。
ここではあえて書かないが、とある食材がなかなかショッキングだった・・・。
イベントの最後は沖縄土産&虫グッズの抽選大会。
微妙に「いらねー」という顔がチラチラ見えていたのは、きっと私の気のせいです。
久米島(特賞は、リゾートホテル宿泊券)に行きたいか―! おー!
結果は時間のたっぷりありそうなメガネ男子が久米島宿泊券をゲット。
「虫捕りにいってきます!」と、嬉しいコメント。
約3時間、おバカなイベントにお付き合いくださり、ありがとうございました!
撮影/いとうこうじ、ぽるこ