そろそろカマドウマ料理は最終局面に突入です。(ストックが切れそうだから)
じっくりカマドウマの出汁をとってみようと思いまっせ。
せっかくだし、ガツーンとカマドウマ出汁の旨みを活かした料理を。
よぅし、カマドウマラーメンを作ってみよう。
さーどうなる。料理はじめ。
カマドウマラーメンを作ろう!
※エビカニ等甲殻系アレルギーの方は、カマドウマはじめ昆虫を食べるのは症状が出やすく危険を伴います。また、便所など不衛生な場所で取れた昆虫はNG。
ラーメンときたら、まずはスープを作るんでい。
たくさんの水とカマドウマを入れて火にかけ、カマドウマエキスを抽出しよう。
しばらくしたら、ネギの青い部分、昆布、しょうが、にんにくを入れて、しばらく煮込んでいきます。
1時間くらいしたら、カマドウマ以外の具材を取り除いて、
弱火にかけて純粋なカマドウマエキスをひたすら取り続けてみます。
1日後。
だいぶ色が濃くなってきました。
調味料とかは入れてないのに、こんなに濃ゆい出汁が出るとはさすがカマドウマ先輩。溢れんばかりのポテンシャルなんだぜ。
ネギの青い部分、生姜、ニンニクの効果か、カマドウマ特有の臭みもかなり少なくなっています。
あとは、前回干しておいたカマドウマの足も追加で加えてしばらく煮てみます。
あとは、カマドウマのスープを濾して、しょうゆ、みりん、酒などと合わせます。
麺とトッピングを加えたら、カマドウマラーメンの完成。
…やっぱり見た目が普通のラーメンじゃあ、ちっとも面白くないですね。
「トッピング、カマドウマ追加!」
出汁ガラに使ったカマドウマはごま油で軽く揚げ焼して、
醤油と刻みニンニクと和えて、トッピングとして再び戻ってきます。エコだぜ。
追いカマドウマがトッピングされたところで、これで本当に完成じゃい。
香りは相変わらずエビのような香ばしい感じが。
スープはあっさり系の見た目ですが、味はどうだろう。いただきます。
一口スープを飲むと、魚介系の濃い旨みがきました。うめぇえぇえ!
なんだこれ、あっさり風の見た目に反して、
もっと飲みたくなるような中毒性のある旨みです。
カマドウマスープ。臭みのない深い深い味わいでやたら旨い。
麺を食べてみても、味に違和感を覚えないほどに
真っ当な旨いラーメンのように感じてしまいます。
スープの底からサルベージされたカマドウマを最後に食べます。
結構カマドウマが汁の底に沈んでしまいました。
揚げ焼きなので、スープを吸ってもややパリパリしてて食感がよいです。
スープが妙にうまくて、中毒的に飲みたくなる症状に襲われています。
ウマすぎてほとんどスープを飲み干した。
ごちそうさまでした。なんだか、すごく満足できる旨みでした。
料理シロートの私がやってもこれだけ出汁をとれたので、プロのラーメン屋さんがカマドウマラーメンを作ったら、すごく絶品になりそうです。
これで冷凍ストックのカマドウマも全てなくなり、カマドウマクッキングはひとまず閉幕。
Special thanks to Kamadouma!…No more Benjo Kourogi…