■開催:2009年11月3日
■場所:阿佐ヶ谷ロフトA
虫食芸人・佐々木孫悟空さんのイベント「食虫大学」に内山昭一が出演することに。
「食虫大学」は、「虫は世界を救う!」という理念のもとに設立された、虫食を極める催しなのだ・・・と言うとものすごく高尚な集まりに思えるが、虫で楽しもう!という虫エンターテインメントなのだ。
芸人の佐々木孫悟空さん、普段はビカビカの道着のような、いわゆる西遊記の孫悟空を彷彿とさせる衣装だが、食虫大学では「ファーブル佐々木」と名乗り、謎の学長スタイルに。そしてこの日の来場者は皆「食虫大学」の生徒。
開校(※イベントが始まる)すると、「虫は味なり!」「虫は愛なり!」「虫は未来なり!」と虫道三か条を会場全員で唱える(結構楽しい)。
食虫大学はこの時で2回目、今回は「文化祭」ということで模擬店も登場した。
昆虫料理研究会も、昭和レトロなスタイルで、かいこせんべいを販売。希望者には、蚕の幼虫を混ぜ込んだ「蚕ディップ」もつけた。
模擬店のほか、客席ではこの日の特別メニュー・虫料理を注文できるシステムで、これがなかなかの味。孫悟空さんの話によると、実は新宿ロフトの料理長が虫料理がとてもうまく(虫料理だけじゃないのだろうけど)、この日は特別に阿佐ヶ谷へ来てもらったそうだ。
壇上ではトークショーや虫解体ショー、そしてメインイベントが、「虫料理対決」。
今回は昆虫料理研究家・内山昭一 VS 佐々木孫悟空チームである。
内山昭一が仕上げたのは「セミ御前」
セミの串揚げを丸太に刺してあしらい、昆虫採集気分を楽しめるという凝ったつくりだ。
串揚げのほか、汁もの、燻製、セミ水あめなどを制限時間30分で仕上げていく。
そしてお相手の佐々木孫悟空チームは出来上がり寸前の皿を落として罵声が飛び交ったりと、まさにフードバトル状態。
芸人さんならではの体を張った虫料理パフォーマンスが見られる虫食大学、この後もきっと続くので、虫食に興味がある方はぜひお出かけを。