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蟲の縁起物

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封を開けてびっくりの、蟲御年賀!

ユニークな絵馬やお守りを収集する絵馬研究家の鏑木麻矢さんから、「ムカデ縁起物」を頂戴しました。
NEC_0321

金色のムカデ刺繍が豪華!

プリントのムカデも、ゾロゾロッとした脚がど迫力。

これらは毘沙門天王の総本山である奈良県・信貴山の縁起物。

毘沙門天王の使者がムカデとされることから、このように縁起物のモチーフとなっているのだ。

そんなことから昔は毘沙門天を祀る寺で、正月には「お福むかで」といって生きたムカデが売られていたこともあるのだとか。

(それらは漢方に使われたらしいので、これもまた「むしくい」の一種かもしれない)。

ムカデは脚が多い形から「お足=お金が多い」「出足が多い」と、商売繁盛、金運上昇などのご利益があるとされているので、

「お福むかで」をパリパリかじれば(要加熱)運気も栄養もフルチャージ!! なんて夢広がる。

が、縁起物のおすそわけが阿鼻叫喚となる可能性も少なくなく、やっぱりお守りのモチーフくらいが平和かもしれません。

それにしても『ムカデ人間』の素敵マッドサイエンティスト・ハイター博士に「いいでしょ欲しいでしょ」と、見せびらかしたいですな。

鏑木麻矢さんのご利益ネタ満載ブログはこちら↓から!

麻矢の不思議カワイイ!? ご利益モノがたり

素敵なお年賀、本当にありがとうございました!

この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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