なんだかもうすっかりイベント報告&お礼すらさぼっている有様の当サイトでありますが(本当にスミマセン)、
ものすごく久しぶりに、更新です。本日のご報告は、先月行われた『昆虫食ナイト』について。
場所は清澄白川の「リトルトーキョー」。いつもお世話になっているジビエ居酒屋『米とサーカス』の錦糸町店が昨年12月にオープンし、
装飾の一部をクラウドファンディングを応募、それを宣伝しますよ~というイベントです。
※クラウドファンディングは、2月いっぱいで終了しました。
新店舗では、お馴染みのジビエを中心に鹿・熊・猪・狸・カンガルー・ワニ・ラクダ・トド・ウーパールーパーなどの「珍肉」を
炭火串焼きとこだわりの鍋で食べられるそう。あと、もちろん虫料理も!
店内はカウンター8席だけという、隠れ家感漂う「鳥獣割烹」です。
「米とサーカス」の隊長(?)宮下さんと、珍味マニアなライター・ほそいあやさんと一緒に、
30分ほどゆるーく昆虫食のアレコレについてトークしたあと、皆で虫を食べつつ交流会と言う流れに。
トークでもつい力説してしまいましたが、「米とサーカス」(及び系列店舗)みたいに、「いろいろな虫が手頃価格でちょっとずつ食べられる」というのが、
ほんとーーーーにありがたいんですよ!!! 常に感じているむしくい事情について、お話させていただきました。
だってですね。最高に美味しい夏の食材=蝉は、現在日本では流通していませんから食べたければ自力で採取するしかなく、
それは好奇の目で質問攻めにされるということに加え(いや、それも楽しいのだが)、
野性動物と競わなくてはならないというハードなイベントが待ち受けていることも(たまに蝉を狙うカラスとやりあいます)。
家で飼育すれば手軽に増やせるゴキブリ類は、悲しいかななかなか公言しにくい。
力強い筋肉が激ウマなトノサマバッタは、インドアである中年に捕獲がつらい。
ペットショップで買えるミールワームやコオロギは、飼育してストックできるのでまあいいとして。
そんなわけで、虫メニューがある新店舗ができることは、むしくいにとってこの上ない喜びなワケです。
「だよね!」と共感してくれたのは、会場の何パーセントかはわかりませんが。
会場でお会いした皆様は、昆虫食のドキュメンタリーを撮っているという海外の学生さんや、大手スパイス会社にお勤めの方、
多言語ウェブサイトの方々、普段は海外(虫食い国!)在住で今たまたま帰国されていたという女性など、興味深いプロフィールの方ばかり。
これも「むしくい」の魅力のひとつかもしれません。
女子高生が雑食グルメ道を突き進む人気漫画『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』(アクションコミックス)の作者・ぽんとごたんだ先生&編集さんチームもご来場され、
たまたま試作していた「コオロギパイ」(桐谷さん風に言えばロギパイか)を持参していたのでお出ししてみると、
何の躊躇もせずにかぶり。その姿、まさに「桐谷さん」のごとし。
そんな濃い皆様のお目当ては、トークよりもきっと会場で数量限定で発売させていただいた「昆虫プレート」だったに違いありません。
当初30食限定と告知させていただいたところ、ご予約でかなりの数が埋まってしまい、当日は40食以上出たんじゃないでしょうか。
・定番のイナゴ佃煮&蚕の甘露煮
・ハチノコのクスクス
・ツムギアリと雑穀米のサラダ
・アルゼンチンモリゴキブリとフルーツのピンチョス
お値段、1200円。
私はこの中の、クスクスを作らせていただきました。お味はいかがでしたでしょうか~。
ご参加くださった皆様もお気にかけてくださった方も、皆様ありがとうございました!
東京都墨田区江東橋3-9-21 ニュー錦糸町ビル1F
営業時間:月〜金17:00~23:30(L.O.23:000)
土・日12:00~23:30(L.O.23:00)
水曜定休
03-6659-4929