虫イベントレポート虫フェス

虫フェスVol.1(その3)

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■開催:2010年11月6日

■場所:桃園会館

東京むしくいフェスティバル、略して虫フェス。
レポート後編、これでラストです。

休憩をはさんで後半戦のトップバッターは、
巨体の紀行エッセイスト・カベルナリア吉田さんとわたくしムシモアゼルギリコのタッグによる、虫映画、虫漫画紹介コーナー。

カベルナリア吉田さんは、今年出した本だけでもなんと4冊(さすがの馬力)!!
『沖縄ディープインパクト』(アスペクト)、『日本の島で驚いた』(交通新聞社)『沖縄の島へ全部行ってみたサー』(朝日文庫)、『旅する駅前、それも東 京で!?』(彩流社)、とタイトルからも分かるように”旅専門”のイメージが強いのだが、実はB級カルチャーも大好物なのだ。そんな事から、わたくしのバ カ企画に乗ってくださった。

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ふたりで好き勝手に、虫が人を食ったり虫が壁にメッセージを書いたり虫と猫が合体したり女子中学生がカマドウマに変身したり人間が蟻に進化したりする素敵な作品を紹介。

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一見和やかに見えますが、壇上で軽く5回は「クソババア」呼ばわりされております。

わたくしは今回、映画『東京残酷警察』に登場する虫弁当(ミールワーム&サクサン)をカベルナリアさんにぜひ食べていただきたく、心をこめて弁当を持参致しました。

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「いらねーよ!」と言いながら、しっかり食べるカベルナリア吉田さん。

……ちっ。幼虫系は特にいやだと言っていたのに、普通に食べたわ。

いやあ、昆虫って本当にいいものですね!
無理やりまとめました。お粗末様でした。
そしていよいよ、皆様お待ちかね、
お次のゲストは人気サイト「デイリーポータルZ」で
虫ネタをやりすぎてクビになりかけたというほそいあやさん!

虫フェスでも、その期待(?)を裏切らず
「今まで食べたへんなもの」というテーマで、過去の記事をまとめてくださいました。

タイのタガメやサソリにはじまり、家の周りのドクダミ、友人から送られてきたカメムシ等々、キュートなルックスに似合わない悪食っぷりがとっても素敵。

客席の笑いを取りながらベトナムの「ホビロン」(孵りかけの卵)の話をしていると……

ぎゃあ! 客席から何かが放り込まれた! 何? なんなの!?

……ホビロンですか!?

なんでここにホビロンがあるんでしょうか。
床に落ちてグシャッて割れちゃったから剥かないわけにいかないじゃない!
(※仕込でもなんでもなく、本当に突然ポイッと出てきた)

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こうなったら、食べないわけにはいかないほそいさん

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もちろん私も食べるんですよ、そうですよね。はい、レバーっぽい味がします!

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内山隊長(後半はなぜかコックの恰好)もガブリ

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このホビロン投げ込み事件の犯人は、昆虫料理研究会のバッタ採り名人Yさん(この方がいると、バッタの収穫量が数倍に跳ね上がるのだ)。ホビロンはたまたま上野で買ってきたところだったそうだ。いろんな意味でいつもすごいです、ホント。

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ほそいさんがカメムシの話をすれば、
またもやYさんの手元からちゃ~んとカメムシが出てくる(だからなんで)

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お相撲さんが笑っているように見える、日本で一番美しいカメムシ。
まだ幼虫なので飛ばない。

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そしてラストはまたまた飛び入りゲスト、
蜂採りのプロフェッショナル・ハッチー小川さん。
蜂の解説などで、TVによく出演されているので、顔を見たことがある! という人も
少なくないだろう。

いつも豪快なハッチーさんの今回のお土産は、幼虫入りの巣。
来場者に配って、最後に大盛り上がり。
応援に来てくれていたMさんは、
ハッチー小川さんからもらった蜂の巣をこの後友人宅に持っていき、
皆でハチノコパーティをやったそうだ。なんて羨ましい!
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ハッチーさんに連れられてやってきた蜂たちは、
壇上の机の上でフリーダムにくつろいでいる。
これもまた、めったにお目にかかれない光景だ。

以上、少々盛りだくさん過ぎた気がしなくもないが、
11月6日(土)、中野・桃園会館で行われた虫フェスレポートでした!

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桃園会館へ足を運んでくださった方も、レポートにお付き合いいただいた方も、
本当にありがとうございました!

次回の虫フェスは2011年4月の予定です。

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この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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