【昆虫料理研究会 第22回 例会報告】
■開催:2006年7月29日.
■場所:平和島
■食材:セミ幼虫、コオロギ、スーパーワーム、カイコさなぎ、ツチイナゴ、クビキリギス、シロテンハナムグリ、セミ、セミ幼虫、マダガスカルゴキブリ、セミ幼虫、サクサンさなぎ、
タイワンタガメ、ツムギアリ幼虫
■参加者:14名
採取
地面から這い出し
木に上りはじめる
その間にゲットする
今年も新鮮な幼虫がとれた
虫ミックスピザ
虫をさっと揚げ
生地にピザソースを塗る
虫を散らす
散らした虫各種
オーブンでこんがりと焼く
ピザチーズの海に沈む虫たち
●材料
セミ
コオロギ
スーパーワーム
カイコさなぎ
バッタ
その他の昆虫
ピザ生地 8枚
ピザ用チーズ 適量
ピザソース 適量
揚げ油 適量
●作り方
1 虫各種をよく洗い、水気を切る。
2 180度でカラッと揚げる。
3 ピザ生地にピザソースを塗る。
4 ピザ生地をオーブンに入れ250度で5分ほど焼く。
5 揚げた虫各種をピザにトッピングし、ピザ用チーズをかける。
6 仕上げに3分ほど焼き、生地のフチに焦げ目がついたらできあがり。
セミ、マダガスカルゴキブリのフライ
虫をよく洗う
きれいになったマダガスカルゴキブリ
セミを小麦粉プラス卵に入れる
パン粉をまぶす
180度でからっと揚げる
マダガスカルゴキブリのフライ
セミのフライ
●材料
セミ
マダガスカルゴキブリ
卵
小麦粉
パン粉
タルタルソース
●作り方
1 虫をよく洗い、水気を切る。
2 マダゴキは脚をカットし、お腹側の外皮もカットする。
3 小麦粉に卵を混ぜておく。
4 虫に小麦粉+卵を付け、次にパン粉で包む。
5 180度でカラッとあげる。小麦色がついたら出来上がり
セミの燻製
燻製にするとセミそのものの味が凝縮されるとともに、独特の香りが付いて旨みがます。セミ幼虫の究極の食べ方の一つか。
茹でタガメ
タガメは「香りはバナナ、味は洋ナシ」と言われている。独特のフルーティーな香りと味を楽しむ。香り付けや味付けに向いているので、炒め物や麺類のつゆの薬味などに最適。
アリの子入り卵焼き
アリの子のプチプチした歯触りがアクセントになる。タガメと唐辛子をまぜたペースト(市販)を味付けに使い、一風変わった風味を醸している。
サクサンの素揚げ
フタをして高温で一気に揚げる。
外皮は硬いので切り開いて中身を食べる。応用としては、中身をつなぎと合わせ、つみれ汁にする。
インガンダルマ(飛び入り)
人間に消化できない油が含まれているため流通が禁止されている深海魚。南大東島出身の大橋さんの差し入れ。あまりのおいしさにたくさん食べると、翌日消化できないのでお尻から油漏れを起こすという代物。皆おそるおそる切れ端を食する。翌日油漏れの人がいたらお知らせを。
次々完成した皿がならぶ
参加された総勢14人の皆様、夜遅くまでお疲れさまでした。心配された天気でしたが、なんとか目的が達成できました。地温が低かったせいか例年の量は取れ ませんでしたが、それでも採集・調理・試食と一連の体験をしていただけてほっとしています。「人間にとって食べるとはなにか」を再考するきっかけになれば と思います。