【昆虫料理研究会 第21回 例会報告】
■開催:2006年5月21日
■場所:京王線相模原線 稲城駅近く雑木林
■食材:アリの子、スーパーワーム、バッタ類、ムカデ、ヤマトゴキブリ、キマワリ、ガ、ブドウムシ、カイコさなぎ、マダガスカルゴキブリ、フタホシコオロギ、セミ幼虫、サクサン、タガメ
■参加者:20名強
□第1部(採集)午後2時~4時30分
京王線相模原線(橋本方面行き)稲城駅改札出口に集合。稲城駅近くの百村雑木林に向かう。取材陣を入れて総勢20人をこえ、天気にも恵まれて、にぎやかで楽しい採集ができた。
採集のポイント
草むら バッタ類
葉上 青虫、芋虫類
倒木 ムカデ類、甲虫の幼虫類
にぎやかに採集談議
探偵ファイル派遣の妖精さんに説明する内山
□第2部(採集)午後6時~9時30分
午後6時、京王線聖蹟桜ヶ丘駅前ビル「ヴィータ聖蹟桜ヶ丘」7階の「ワークショップルーム」集合。にぎやかに調理がはじまった。
採集食材
採集食材
マダガスカルゴキブリ(取材のUSEN さん提供、感謝)
ツチイナゴの空揚げ(タイ食材店で購入)
フタホシコオロギ(ペットショップで購入)
食材各種
採集昆虫をカラっと空揚げ
マダゴキの皮をむき、下準備完了
天ぷら名人がゴキブリの揚げ方を妖精さんに伝授中
煮たり、揚げたり
すし飯作り
サクサンの皮むき
揚げたてだよ~、はちまきがお似合い
試食会レシピ集
●むし寿司
すし飯
★材料(20人分)
米 10合(2kg入り1袋)
すし酢 300ml(1合当たり30ml)
★作り方
1 米を洗い、炊飯器に入れ、硬めに水加減して炊く。
2 炊いたご飯を飯台にあけ、すし酢をかけて切るように混ぜる。うちわであおいでつやを出す。
★材料
採集昆虫各種(主にバッタ類の幼虫、青虫・芋虫類)
持参昆虫各種(アリの子、カマキリ幼虫、セミ幼虫、ジョロウグモ、カイコさなぎ、スーパーワーム、コオロギ、他)
採集植物(カラスノエンドウの葉先と花、ホウ葉15枚)
のり 10枚入り1袋
キュウリ 数本
レタス 1個
揚げ油 適量
砂糖 適量
醤油 適量
みりん 適量
酒 適量
片栗粉 少々
酢
塩・コショウ 適量
卵 4個
押し枠(2合用)
(具を準備する)
1 アリの子の半量を佃煮にし、残り半量を卵1個と塩・コショウでやや味を濃くして炒める。
2 昆虫類はバッタ幼虫、青虫・芋虫類は湯通しし、他は軽く揚げる。
3 カラスノエンドウの葉先と花はさっと茹でる。
4 卵に少量溶かした片栗粉を混ぜて薄く焼く。菜箸を入れて裏返し、さっと焼き、細く切る。(錦糸卵)
(押し寿司を作る)
1 押し枠を酢水でぬらす。
2 押し枠へすし飯を半量詰める。
3 アリの子の佃煮を敷く。
4 すし飯をのせ、ふたで押して形を整え、枠から抜き、包丁で8等分に切り分ける。
5 具材を彩りよく飾る。
6 3回繰り返し、6合分作る。(24個できる。)
(手巻き寿司を作る)
*残り4合の寿司飯でお好みの手巻きを作る。
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●サクサンのつみれ汁
★材料(20人分)
サクサン 20頭
つなぎ+調味料
卵 1個
パン粉 4カップ
小麦粉 大10
片栗粉 大10
みそ 大5
おろし生姜 大1
青のり 適量
大根 30cm
人参 30cm
ネギ 4本
だし 適量
しょうゆ 大20
酒 大15
★作り方
1 サクサンさっと湯通しし、皮をむく。
2 つなぎ+調味料を合わせる。
3 こねた虫をスプーンですくい、沸騰した湯に入れ、火が通って浮いたらざるへ上げる。
4 大根、人参、ネギは細切りにする。
5 鍋にだしを作り、大根、人参を入れ煮る。
6 煮立ったら酒・醤油で味を調え、5の虫つみれを入れ、さらに煮る。
7 大根が透き通ったらネギを加え、一煮立ちして出来上がり。
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●虫と野草の天ぷら
★材料(20人分)
マダガスカルゴキブリ 20頭
虫各種 適量
野草各種 適量
衣
冷水 4カップ
小麦粉 400g
揚げ油 適量
★作り方
1 虫、野草を洗い、大きいものは適当な大きさに切る。
マダゴキは外皮が硬いので、腹部の皮をハサミで除いてから揚げる。
2 冷水に小麦粉を入れ、菜箸の太いほうでさっくりと混ぜる。
3 材料に衣をつけてカラッと揚げる。
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●天つゆの薬味
★材料(20人分)
天つゆ 適量
タガメ 2頭
★作り方
1 タガメをゆでて、中身を取り出す。
2 天つゆにまぜる。
押し寿司
押し寿司
押し寿司と天ぷら
手巻き寿司
手巻き寿司