東京虫くいフェスティバル2024 虫食いレジェンド大集合 10月26日開催

2017年の開催以来、7年ぶりの東京虫くいフェスティバルが帰ってまいりました! 今年は、10月26日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催します。また、イベント3日前には、ムシモアゼルギリコ50歳の誕生日ということもあり、こちらもみんなでお祝いしましょう。

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その他虫イベントレポート

第14回:食材いろいろ、食べ方さまざま

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【昆虫料理研究会 第14回 例会報告】

■開催:2003年7月19日

■食材:タガメ、カタツムリ、カイコ幼虫、カイコさなぎ、ザリガニ、サワガニ、ムカデ、ジャイアントワーム(ユミアシオオゴミムシダマシ幼虫)、バッタ類、コオロギ、シデムシ、ヤマトゴキブリ、ナメクジ、ゲジ、キマワリ、カナブン、ガ、ミミズ等

■参加者:9名

昨年の味が忘れられずにセミ幼虫の採集を目的に某所へ向かったのですが、今年は梅雨明けが遅れていて、残念ながら現れてくれませんでした。

地面の落ち葉をかき分けると太いミミズがたくさん顔を出しました。せっかくなのでセミの代わりにミミズをこの日の献立に加えました。なおミミズは当会初登場です。

常連の白鳥、遠藤、内山親子のほか、刹那さん、上野さんが初参加。このほか漫画雑誌「イブニング」(講談社)の取材でお二人が参加され、調理も手伝ってい ただきました。ほんとうにご苦労様でした。おかげさまで盛大で意義深い研究成果を得ることができたと思っています。ありがとうございました。

■虫入りお好み焼き

入れた虫はジャイアントワーム、バッタ、コオロギ、シデムシ、ムカデ、ザリガニ。ザリガニだけは茹でる。他はさっと炒める。あとは粉をといてキャベツ、天かす、卵などとまぜて焼く。

昨年作ったピザとちがって、虫は中にまざってしまうので、一見普通のお好み焼き。

水でといた粉に虫をまぜているところ。

■ヤマトゴキブリの塩焼き


頭を取って塩水にしばらくつけた後、フライパンで焼く。ちょっと見にくいが卵鞘も3個ある。食べやすくてなかなかおつな味、つまみによく合いそうだ。

■炒り虫

キマワリ、カナブン、シデムシ、ゲジ、ガなどを炒って塩・コショウで味付け、皿にもる。

写真左下がヤマトゴキブリの塩焼き。左上がガ1匹。右がキマワリ、カナブン、シデムシ。中央に異色のゲジ1匹。

■タガメから揚げ(カレー味)

タイ産の塩茹でしたタガメをから揚げ。ナナフシとバッタもから揚げして添えている。

■虫入りかき揚げ

ジャイアントワーム、カイコ蛹を、ニンジン、タマネギと合わせて揚げる。上に添えられたサワガニがかわいい。

■ミミズ、ザリガニ殻、キャベツの油炒め

ミミズは今回唯一の現地調達品。食感はほとんど無味でゴムをかんでいるようだ。ザリガニのだしとキャベツの甘みが出ていい。ザリガニ殻をもう少しやわらかくする方法はないだろうか。ミミズは塩辛にするといいかもしれない。

ハサミでさいての泥出しが決め手

初参加の刹那さんはミミズ調理の経験があり、さばくのをお願いした。ハサミで一匹一匹だから手間が大変。

■虫入りスープ

カイコ蛹入りコンソメスープ、カイコ幼虫入りトマトスープを作る。「イブニング」誌の取材のお二人。

カイコ幼虫いわゆる「おカイコさん」を食べてみて、味はともかく、体内の紐状のシルクの硬さには驚かされた。とても噛みきれるようなものではない。繭を作る直前に冷凍したので、繭を作るに十分なシルクが体内に用意されていたのだろうと推察した。

<虫を食べる人々>

「さあ食うぞ!!」好奇心あふれる冒険者たち

集合2

白鳥さん

刹那さん

遠藤さん

取材のお二人

内山和希

集合1

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この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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