カマドウマを味わえば味わうほどに、
見た目も味も、エビのように思えてきたな。これは、一種の洗脳状態?
だから、もういっそエビの代替的な使い方をしてみよう。
今回はカマドウマでエビチリを作る。
でも、エビじゃないからな…カマチリって言うんでしょうかね。
カマドウマのエビチリを作ろう!
まずはカマドウマを沸騰したお湯で茹でます。カマドウマは細菌や寄生虫を保有している可能性もあるため、特によく火を通しましょう。またエビ同様に、甲殻アレルギーの方は症状が出やすいので注意です。
・エビチリ具材を用意します。
・にんにく、たまねぎ、片栗粉、全卵(白身と黄身を分けたやつ)
・エビチリソースになりうるもの(私は面倒がってエビチリの素をGET)
卵白をカマドウマによ〜くからめたら、片栗粉でコーティング。
これが、カマドウマの衣になります。
中火くらいのフライパンにごま油をひいて、衣がついたカマドウマ、刻んだ玉ねぎ、にんにくをいためます。カマドウマは細菌や寄生虫を持っている場合があるため、安全に食べるためによく火を通します。
よく火が通ってきたら、エビチリの素を入れます。残った卵黄も入れて混ぜちゃいます。これで舌触りがまろやか〜に。
できあがり。
おぉ、こうなると、どことなくエビっぽい。ウマそう!
色味的にも、鮮やかでなかなか食欲がそそられる。
食べてみよう。 いただきます。
バリバリっと外側の甲殻を嚙み砕く。
衣をつけて炒めたので、食感がややパリッとしてて良い。
うん、やっぱりエビのような強い旨味がある。
噛みしめるとプリッとした肉質も、どことなくエビを彷彿とさせる。
本物のエビよりはやや硬いけれども、それでも目を瞑ればエビチリ気分。
多めのごま油でサッと炒めたのでカマドウマ特有の雑味が解消されてて、食べやすい!
やはり、カマドウマは昆虫の中でも、特にエビのような風味を感じますネ。
これでますますカマドウマの美味しさに確信が持てたような。
美味かったので、一気にすべて平らげた。ごちそうさまでした。
便所コオロギ改めて、もっとイイ渾名をカマドウマにつけてあげてもいいんでないかしらね。
時代的にも、そもそも便所で見かけることも減ってきたろうに。
カマドウマを見かけた際は、ぜひ慈愛に満ちたニックネームをつけてあげよう。という願い。
つづく。