『スーパーフード! 昆虫食最強ナビ』発売!

本書では、流行りに敏感な昆虫食ビギナーに向け、食用虫図鑑から虫料理レシピ、レストランガイド、タレント・専門家インタビュー(対談)、ルポマンガ……などなど、まさに"オールアバウト昆虫食"といったコンセプトで、バラエティ豊かに盛り沢山な内容で一冊構成します。

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衝撃の昆虫食本

大手企業である無印良品が「コオロギせんべい」を出したことで、日本もいよいよ「ついに来たか、昆虫食⁉」という盛り上がりを感じられるようになってきました。

すると「今でしょ」(古い?)とばかりに、次々いろいろなコンテンツが姿を現します。

先日発売した拙著と発売日がそこそこ近かったので、たまたま目に入った「美味しいむしレシピ」なる本もその一つです。おお、こんな本も出てたのか! と検索してみると……著者名なし? 監修者情報も、全く出てこない? 大変謎めいたものだったのでポチってしまいました。

なるほど。愛がなければ本を作っちゃいけないいわれはないでしょう(業務上心を無にして作る本もたくさんありますよね)。予算の関係でいろいろできないこともあるでしょう(身に覚えありすぎ)。情報の解釈の仕方も書き手次第という場合もあります。が、イメージカットとはいえ、タイトル・本文と全く関係ない虫の写真を載せるのは、さすがに心配です(子供が信じ込んだらやっかいなことになりそうですよ?)。ということで、多分誰も突っ込まさなそうだということもあり、僭越ながらここで一部を指摘させていただきます。

【ここがヘンだよ! 『むしレシピ』掲載写真】

・「クワガタムシ」の幼虫イメージカット→ゾウムシの幼虫ですね……? ちなみに次のページ「ゾウムシ」にもゾウムシ幼虫調理写真がありますので(ここは正解)続けて読めば虫に詳しくなくても「アレ?同じ?」となる人も多いのでは

・「チョウ目」章の扉写真→ こちらはハエ(チョウ目じゃないですよ)の幼虫写真です。

・「スズメガ(サナギ)」のイメージカット→蛾の幼虫ではあるんでしょうが、これはスズメガではないようです(顔つきが違う)

・「カ(蚊)」のイメージカット→ユスリカの写真が使われていますが、ユスリカと蚊は別ものであります。

・「ケラ」のイメージカット→写真のキャッチに「伊那市の名物郷土料理である高級珍味」とありますが、このお写真は「イナゴの佃煮」ですよ~。そもそも、ざざむしに使われる虫は「トビケラ」なので「ケラ」とは別物。

・「シロアリ」イメージカット→ これは「ツムギアリ」や。

掲載されている情報については限りなくキリがないので(察して!)、当サイトは写真についてまでにしておきます。昆虫食が盛り上がっている今「単に楽しみたい」というだけでなく、正しい情報を求めている人もたくさんいると思いますので、「明らかに違う」ものが書店に並んでいる現状にのけぞった次第です。

 

この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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