【昆虫食】超美味しいカミキリムシの幼虫

「世界でイチバン美味い虫はなんだろう?」
そんなまるでラチが明かないようなコトを考え出すと、まとまりがつかない。
新鮮な旬のセミやバッタは超美味い。蜂の子だってとんでもなく旨味の塊だ。他にもアリの卵、ゾウムシ幼虫、スズメガ幼虫、カマドウマにコオロギなどなど…この世には美味い虫がたくさんいる。
そんな名だたるおいしい昆虫の中でも、あらゆる昆虫食有識者が「美味い!」と述べる頻度が高いであろう虫が、カミキリムシ幼虫

カミキリムシ幼虫はまるでマグロのトロと形容される強い旨味と、クリーミーでとろけるような食感を楽しめる。また生木を食べているのでクセもなく香りも良い。そんな色んな魅力が作用し合い、「最高に美味いムシ」の有力候補に君臨している。

今回はそんな美味昆虫、カミキリムシ幼虫の紹介。

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カミキリムシ幼虫を捕まえてみよう!

先日、カミキリ幼虫が大漁だったので、その様子をまとめてみた。
※捕まえる際の基本的なおさらいは、こちらの記事に。

カミキリムシ幼虫は、色んな木の朽木、倒木の中に住んでいらっしゃる。
木を崩していけるアイテムが必要で、斧、鉈、ナイフ、チェーンソーあたりが効果的。今回は友人から貰ったナイフで、朽木をザックリ砕いていくことに。狩猟用ゆえなかなかの切れ味であった。

猟師の友人に貰ったナイフ。とても優れもので、朽木が面白いくらいザクザク割れる。

まずはザックザックと、外側の木っ端を切り崩していく。

出てきた。カミキリムシ幼虫のスミカ。
私の狙った倒木は、たまたま幼虫の集合住宅だったようだ。ところどころに虫食い跡があって、すごい数のカミキリ幼虫を見つけた。

幼虫が食べた木の食痕。

中には下の写真のように、木の中にスッポリ挟まれておりなかなか取り出しづらい幼虫もちらほら。こういう場合は、ドライバーや、ピンセットを使って少しずつ細かい木の破片をちょっとずつ削っていこう。幼虫が傷ついてしまうと、すぐ死んでしまうので注意。

こんな感じで頭とおしりだけ出ている場合も。これが少々取りづらいのです。

ここまでくれば、あとすこし。

この日イチバンの大物。


いっぱい獲れた。ジップロックに木屑と一緒に幼虫を入れて、幼虫が弱らないように、直射日光を避けて持ち帰った。

山盛りカミキリムシ幼虫。

 

 

カミキリムシ幼虫を食べよう!

茹でると体がピーンと伸びて、白さが増しますね。

これだけ獲れた幼虫は、とても1人ではすべて食べきれないので、新鮮な個体を15匹少々私が食べて、あとは食べきれない分はすべて冷凍保存して備蓄しようと思い、茹でることにした。

今回、ストーブに網とアルミホイルを敷き、その上で焼くコトに。

 

 

バター、しょうゆ、みりんで甘辛く味付けして照り焼き風味に。
幼虫がきつね色になっていくまで、こんがり焼いてみた。
これはカミキリムシ幼虫の旨味をさらに引き立たせる食べ方のひとつだと思う。

できあがり。

いただきます。さぁ食べてみましょう。
食感は幼虫特有の弾力がありつつも、外側の皮はやや厚く歯ごたえがある。中はクリーミーで甘みと旨味がすごく強い。雑味や変な癖が一切ないので、箸が止まらずにバクバクと食べてしまった。
すごい満足感。これは本当に美味い。甘辛く味付けしたから、焼き鳥のぼんじりに近いものを感じる。

カミキリムシ幼虫は果樹園の木を食い荒らす農業害虫で、薬剤で駆除している方も多いと聞く。駆除がてら美味しく食べて農業害虫を減らせていけたらいいなぁと。最近だと外来種のクビアカツヤカミキリ幼虫が桜や桃の木を食い荒らす猛威を奮っているというから、こちらも食べて駆除したら一石二鳥ですなぁ。

 

この記事を書いた人
小池 亮

昆虫食愛好家。グラフィックデザイナー・イラストレーターなど創作屋。
祖父母の影響で幼少時から自宅では蜂の巣から生きた幼虫を抜いて、炒めて食べるなどして家庭環境から自然と昆虫食に親しむ。
日々新たな昆虫の味の探求、創作昆虫料理、昆虫採集活動、イベント開催、デザイン、イラストでの表現など様々な分野を通じて昆虫食の世界を開拓中。

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