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【虫が食べられるお店】高田馬場・ノングインレイ

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セミメニュー

来週からはいよいよ各地で、夏の虫食いイベント「セミ会」が開催!

毎年楽しみにしているイベントであるのはもちろん
特に今年は初の試みである「外来種を食べて駆除」という目標があるので、より一層気合が入るというもの。

そんなタイミングで、虫食い仲間の美人プロモーターNさんから「ノングインレイに蝉が入ってました」という嬉しいメールが届いた。

高田馬場の「ノングインレイ」は拙著でもご紹介させていただいている、シャン料理(ミャンマー東北部地域)のお店で、バンブーワーム(タケツトガ)が食べられる店として昔から有名だ。

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テイクアウトも可能。サクッとしつつモフっとする粉感で、サッポロポテトのような味わいである。

このお店は時期によってはコオロギを出すこともあるが、セミを出しているのは見たことがない。
そもそもセミを日本の飲食店で食べられるのは、ものすご~く珍しいこと(昔新宿で1件あったそうだが)。
こりゃセミ会の前夜祭として、食べないワケにはいかないだろう。前夜じゃないけど。
そういうわけで急きょ集まった7名もの物好きと一緒に、セミディッシュを求めて高田馬場へ!

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席に着き、「ミャンマービール、タケムシ、コオロギ、セミ!」と吟味するまでもなくオーダー。

もっとシンプルに「とりあえず、虫!」と言えば、3種が自動的に出てきたかもしれない(誰かやってみてください)。

そしてビールをすすっていると、まずはセミのご登場。

いただきまー…すって……えええええ! 小さい!! 思わず「なんじゃこりゃー!」と叫びたくなる、予想外サイズの、セミ!

普段自分たちが食べているアブラゼミくらいのボリュームを想像していたのだが、ミャンマーのセミは1/5くらいの何とも可愛い姿だ。

自分の手と比較すると、だいたい「小指の第1関節くらい」だろうか。

ご一緒してくださった虫フードファイターの佐々木孫悟空さんが言うには、「ツノゼミの一種じゃないですかね」と。

 

Exif_JPEG_PICTURE一瞬、コオロギかと思った! 確かにメニューには「小さいセミ」と書いてあるが!

 

そして、セミとは反対に……コオロギが、でかい!!!

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左がセミ。右がコオロギ。

まるまるとしたコオロギが、ゴキブリくらいのサイズなんである。セミとコオロギの脳内サイズが、逆転している!

 

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ジャンボコオロギをジャンボな友人が食らう画が、ちょっと面白かった。

コオロギはこれだけ大きくでも外皮が柔らかく、肉に甘みがあってとても美味しい。虫をサクサクかじりながら、ビールが止まらなくなる。

前出の虫食い芸人佐々木孫悟空さんは、地方で財布を取り上げられ、テント生活でDVD『佐々木孫悟空死亡説』を売るまで帰ってこれないという酷い企画からやっと東京へ戻ってきたばかりということだったので、ミャンマー産の美味しい虫で疲れも癒されたのではないでしょうか。他のものを食べたかったかもしれないけど。

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「佐々木孫悟空死亡説」の意味が知りたい方は、google先生に聞いてみてください。鼻に刺さっているのは、多分カエル。

 

 

ノングインレイは虫だけでなく、カレーや魚料理なども美味しいので、「虫は食わん!」という友人を連れて行っても大丈夫。

また、すぐ近くにいろいろなケモノ肉が食べられる「米とサーカス」があるので、珍味好きの方はハシゴをしてもいいかもしれません。

 

 

ところでこの↑時代は、前歯がまだ揃っていたんですね・・・?

 

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この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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