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日本初!? マダゴキでストップモーションアニメ

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本日は一部手前味噌で恐縮ですが、
我が家のマダガスカルゴキブリ&カスタムブライスを使い
人形アニメーターの船本恵太さんが、
ストップモーションアニメを作ってくださいましたのでこの場を借りてご紹介を。

※カスタムブライス=「ブライス」という人形を、塗装や造形を一部自己流にアレンジしたもの)

ウィキペディアの解説をお借りすると、ストップモーション・アニメーション(Stop motion animation)とは、
「静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、
あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法。
アニメーションの一種であり、SFXの一種。※コマ撮り(コマどり)ともいう」とのこと。

船本監督のtwitterによると
「そういえば、世界最古の人形アニメーション「麗しのリュカニダ」(スタレーヴィチ、ロシア、1910年)も、
本物の虫を用いたストップモーションだったね」
と言う。

虫と人形アニメの間には、そんな古~い歴史があったとな!

「それから101年が経過した2011年、
極東ではゴキブリでストップモーションアニメが作られている。
スタレーヴィチもさすがにゴキブリは用いなかったと思うけど、これって原点回帰なのかもね~」

自分は”ゴキブリでアニメ! わはは!”くらいの大変浅~い好奇心で一緒に作業をさせていただいたのだが、
プロの視点はもっと深遠なものであった。さすがとしか言いようがない。

さて、前置きが長くなりまして申し訳ありません。
日本初(多分)のゴキブリストップモーションアニメ、ぜひご覧ください。

ブライスに持たせたチェーンソーがブルブルと振動しているように見せるため、
肉眼では差が分からない程、ほ~んの少しだけずらしては撮る…
といった根気が必要とされる作業の繰り返しは、かなり面白く、衝撃的だった。

そして中盤に登場するゴキブリ。

本来放っておいても動くものをあえてのコマ撮りということは・・・そう。動いてもらっちゃ困るんですわ!

そんな事情があったので実は撮影前にゴキブリを冷やして動きを鈍らせようと冷凍庫に放りこんだのだが、
雑談をしていたらうっかり時間がたってしまい、幸か不幸かカチカチに凍ってしまった。

そんな鬼畜な都合で殺してしまったため、撮影後はちゃんとソテーにして食べました。

こちらは制作風景。

船本監督が詳しく解説をつけてくださっているので、素人の私にも大変分かりやすい。

船本監督のブライスアニメはこの他、大変可愛らしいハロウィンバージョン等も。

こちらはブライスのカスタムもすばらしい!

この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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