映画虫カルチャーレビュー

『吸血蛾クレア』

■原題:Blood Beast Terror
■制作:1968年 イギリス
■監督:ヴァ―ノン・ソーウェル
■虫:蛾

答えはタイトルが全て!

蛾人間のリビドーを生ぬるく鑑賞すべし

19世紀のイギリスで、昆虫学を学んでいた学生の変死体が相次いで発見される。

死体は何者かによって切り裂かれていた。しかも!血がない!
さあさあ、事件の始まりです。

それは虫の怪物が出ると言う噂を利用した変質者の仕業で、

姿は化け物(失礼)だが、心は天使の吸血蛾クレアちゃんが、

悪の組織の血をちゅーちゅー吸い上げながら、1匹孤独に戦うのであった・・・

なんて変身ヒーロー的展開には残念(?)ながらなりません

そうです。犯人はクレアちゃんです。

犯人の名前がタイトルに書いてあるんですから。
原題は『Blood Beast Terror』なのだが、邦題でネタバレ。いいのか? コレ。

時代がかった芝居やモフモフしたくなるクレアちゃんの変身姿など個人的な見どころはチラホラあるものの、
「絶対に面白い!必見!」とは少々言い難いものがあったので、
紀行エッセイストのカベルナリア吉田先輩に、へたくそな絵でポイントだけを語ってもらいました。

ものすごくお暇な方は、どうぞ下の動画をご覧くださいませ

カベルナリア吉田が『吸血蛾クレア』を語る

※「大阪虫フェス」の息抜き的コーナー用に撮影したものを一部アップしました。

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この記事を書いた人
ムシモアゼルギリコ

フリーライター歴20年(※虫関連の記事以外、基本は別名義)。
2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)に参加し、“虫食いライター”としての活動を始める。
TV、ラジオ、雑誌、トークライブ等で昆虫食の魅力を広めているほか、映画やバラエティ番組などに登場する“虫食いシーン”の、調理サポート等も行う。

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