【昆虫料理研究会 第24回 例会報告】
■開催:2007年7月28日
■場所:平和島
■食材:セミ成虫・幼虫、ハチの子、アリの子、カイコさなぎ、サクサン、ジョロウグモ、タガメチリぺースト
蝉の燻製、絶賛
幼虫収穫量は過去最高の248頭!
<虫を食べる人々>
楽しい時間はすぎるのが早い。セミを食べる会は今年も充実した内容となった。参加されたみなさん、お疲れさまでした。
幼虫収穫量は過去最高の248頭を記録した。梅雨明けが遅れているなか、開催当日はよく晴れて今年一番の暑さだったという気候条件が幸いした。セミたちは満を持していたのだ。
食べる会は今年も午後と夜の二部構成にした。午後の部はハチの子、蟻の子、サクサンさなぎ、カイコさなぎなど入れた虫揚げ餃子などを調理・試食した。
夕方から付近の公園へ移動して採集作業を行う。例年ながらわくわくどきどきの採集体験をみんなで味わう。
メニューはセミの天ぷら、セミの燻製だった。天ぷらではセミの幼虫の新鮮な肉のやわらかさがいい。とれたてでなければ味わえない旨さだ。今年は成虫も試 みたが、ちょっと殻や翅が口に残った。成虫は素揚げのほうがよさそうだ。燻製は最高だった。これまで食べたどんなセミ料理より美味しいとみんなが絶賛。今 年はたくさんとれてじっくり味わうことができた。
主なレシピ
第一部
■虫揚げ餃子
【材料】
ハチの子
アリの子
カイコさなぎ
サクサン
ジョロウグモ
タガメチリペースト
餃子の皮
ニラ
長ネギ
キャベツ
調味料
すりおろしニンニク
すりおろしショウガ
醤油
塩・コショウ
酒
ごま油
たれ
酢醤油
ラー油
揚げ油
【作り方】
1 にら、長ネギ、キャベツはみじん切りにする。
2 虫各種を中温160℃の油でさっと揚げる。サクサンは皮をむく。
3 ボールに野菜全てと調味料を入れ、良く混ぜ合わせ具を作る。
4 1つづつスプーンですくって皮の中央におき、そのうえに揚げた虫をおく。
5 皮の端に水を指先で付けて包む。
6 180℃の油でカラリと揚げてできあがり。
7 素揚げしたジョロウグモ、タガメチリペーストなどをトッピング
8 酢醤油にラー油を落としていただく。
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第二部
■セミ成虫・幼虫の天ぷら
【材料】
セミ成虫、幼虫
天ぷら粉
揚げ油
塩・コショウ
【作り方】
1 天ぷら粉を水でとく。
2 虫をまぶす。
3 中温160℃の油で2分ほど揚げる。
4 塩・コショウでいただく。
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■セミ幼虫の燻製
【材料】
セミ幼虫
【作り方】
1 だしつゆ+酒で10分茹でる。
2 ざるに上げてさます。
3 燻製15分
4 火を止めて5分