第9回:ムカデ晩餐会

【昆虫料理研究会 第9回 例会報告】

■開催:2001年7月6日

■食材:ムカデ、ミールワーム、ザリガニ、サワガニ、ナメクジ

第8回採集例会で捕獲したムカデを冷凍保存し、今回にそなえた。その他の食材として、その後捕獲したザリガニ、サワガニ、ナメクジを同じく冷凍保存した。加えてミールワームを前日に購入した。前もって決めておいたレシピにそって料理した結果、ほぼイメージ通りの出来映えとなった。今回の試みは味覚的にも視覚的にもおおむね成功だった。

「サワガニとザリガニのマリネ」

1)解凍したサワガニ、ザリガニを約15分ゆでる。
2)パセリを刻んでちらしたポン酢に、ゆでたサワガニ、ザリガニを浸ける。

※両方とも酢に浸けると甲羅がやわらかくなり丸ごと食べられた。ザリガニはあまり大きくないほうがいい。今回は幼体だったせいもあってハサミなども苦にならなかった。特にザリガニはゆでるとすぐに赤くなり視覚的な効果も大きい。
「ナメクジとアゲハ幼虫のアラカルト」

解凍し、ナメクジはゆで、アゲハ幼虫はいためる。トマトとパセリをそえる。
※ナメクジはポン酢。肉はやわらかくなめらかで、つるっと喉に入る。前回野外で食べたときは消化物が残りいくぶん苦みがあったが、今回は数日絶食させて冷凍したのでそれがなく、歯触りのないなめこの食感だった。今回捕獲したのは庭の植木鉢の底からだったが、山のもっと大きなものを同様に調理法で試食してみたい。
アゲハ幼虫はミカンの葉を食べているところを捕獲してすぐ冷凍したので、裂くと抹茶色の液体がにじみ出た。ミカンの葉の消化物である。食べると当然のことだが、ミカンの葉っぱの味だけがした。

「米ナスの油いため」
ムカデ、ザリガニ、サワガニ、ミールワーム添え

1)米ナスを輪切りにし、フライパンに油を引いていためる。いため終わったら塩・胡椒で味を調える。

2)解凍したムカデの毒顎を切り、フライパンで15分ほど表裏を素焼きし、焼き肉のたれに浸ける。もう一度さっと焼く。

3)ミールワームを薄く油を引いたフライパンでいためて、塩・胡椒で味を調える。

4)できるだけ大きめの皿を用意し、盛りつける。レタスをしき、ナスを中央におき、その上にムカデをのせる。マリネーしたザリガニ、サワガニを盛り、トマト、ルッコラ、パセリを添える。

5)最後に上からミールワームを振りかける。

※この大皿は味といい見た感じといい成功だったといえる。
ムカデは薫製チーズのような味で淡泊。THE EAT-A-BUG COOKBOOKというアメリカの昆虫料理本によると「やや魚臭い」とあるがそうでもなかった。背部の色だが、焼き上がるとやや黒みが増すが、深い緑色がなんともいえず美しい。

ザリガニとトマトの赤、サワガニの白、生野菜の緑が一体となって食欲をそそる一品となった。

<虫を食べる人々>

フランスパンとワインも用意され、ムカデ晩餐会はおおいに盛り上がった。

その他虫イベントレポート
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