昆虫王の書評

いわゆる「虫屋」には色んな人がいる。「採取家(ハンター)」「収集家(コレクター)」「観察/撮影家(ウォッチャー)」などなど。その中でも「食虫家(イーター)」は異色の存在といっても差し支えないだろう。

こう始まるブックレビューは、虫屋の中枢といえる「日本昆虫協会」の会報誌(66、67合併号)に掲載されたもの。

ちなみに「虫屋」とは、ただ「虫が大好き!」なんてものではなく、全力で追って追って愛でまくりライフワークの域にまで達する昆虫愛好家の通称&自称。そんな方々が集う場にて、内山昭一さん監修の『食べられる虫ハンドブック』(自由国民社)とあわせ、拙著『むしくいノート』へ書評をいただきました。大変恐縮です。

書評を書いてくださったのは、エンタメ番組『TVチャンピオン』で昆虫王として名を馳せた長畑直和さん。

今回書評をいただいた2冊は長畑さんの虫屋スキルに支えられて作られており、さらなる応援をいただいたということです。内山さんのハンドブックでは撮影用の虫の提供、拙著では虫の記述に間違えがないかどうかをチェックしていただいている。こういった内情を知ると「身内の宣伝じゃん」なんて揶揄する人もいるだろうが、こんな締めの言葉にはそんな雑音も消えていきそうです。

内容について私を含めた何人かのイーターではない虫屋が自身の専門の目で校閲した。これらは虫食い本とはいえ、色んな虫屋が集まって出来上がった本である。このようにハンター/コレクター/ウォッチャー/イーター他の様々な虫屋が仲良くできる時代が続く事を祈って本稿を終わる。

虫界への愛情と“昆虫王”の品格に感じ入りました。

ところで若手虫クラスタには昆虫王・長畑さんのことを「王」「キング」などと呼ぶ人も少なくないと思うが自分もそのひとりで(虫クラスタ内では虫案件であることは当然なのでいつの間にか“昆虫”が省略されてしまったのだろう)、日頃から脳内で王、王と呼んでいたら、長畑さんから封書が届いた日には、思わず「こんな下々へ王からお手紙がっ!」と、妙に恭しい気持になってしまった。

「言葉の持つ力」ってやつでしょうか。

 

 

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