虫フェスVol.1(その2)

東京むしくいフェスティバル、略して虫フェス。レポート中編です。

ゲストふたりめは「虫は食べない」という立場からムシメセンさん。

★ゲストその2 ムシメセンさん(虫アートディレクター&カメラマン)

ムシメセンさんは、虫の雑貨を制作したり虫の写真を撮ったりする活動をしている
「虫アートディレクター&カメラマン」だ。

虫を食べる自分たちとはある意味真逆の活動とも言え、虫と対話し、虫を愛でている。

かといって、別に虫食い軍団と対決するわけではなく、各々が思う、実践する、虫の楽しみ方があるということを知ってもらえればと思うのだ。ムシメセンさんには写真作品を10枚ほどピックアップしていただき、撮影時のエピソードを語ってもらった。

02-02.jpg

7㎜の食器にはちみつ等を入れて撮影したという「昆虫喫茶」は、
虫嫌いの人でも思わず「かわいい!」と目を細めてしまいそうな世界。

でも! かわいいだけじゃないんです。ムシメセンさんの作品は。

ムシメセンさんの得意とする(?)激写のひとつが「交尾写真」。

しかも、虫の生態、営みを記録するというよりは、アレコレしている間の物語を切り取っている。

“交尾中のテントウムシのオスが、近くを通りかかった、別のメスを凝視”
さらに別のメスをガン見! 気が多い!

“あっちも美味しそう”って事ですね。分かります。

そんな虫世界のソープオペラをカメラに収めるムシメセンさんなのだった。

ちなみにこの虫フェスの打ち合わせ時、
我らが隊長・内山氏がドでかいスズメバチの巣を持っていたのだが、
その袋を覗きこんだムシメセンさんには、
蜂たちが「たすけてー!」と叫んでいるように聞こえたそうだ。

「本当は、”みんな逃げてー!”って袋の口を開けたかったんですけど
それをやったら人としてどうかな、って思って(笑)」。

虫たちは嬉ぶだろうが、カフェは一瞬にしてパニック映画さながらの阿鼻叫喚・・・! 実行されなくてよかった。本当に。

★ゲストその3 星野映里さん(食虫植物愛好家)

そしてゲスト3人目は、「虫を食べるもの」を愛する星野映里さん。
著書は『大好き食虫植物 -育て方、楽しみ方』(水曜社)という、食虫植物愛好家だ。

星野さんは単に食虫植物を愛でるだけでなく、ウツボカズラにご飯をつめて炊いたりてんぷらにしたりする、食虫植物愛好界のアウトサイダーともいえる。

余談だが、わたしと星野さんの出会いは同業の先輩Kさんに引き合わせてもらったことにはじまり、マムシ酒を飲みながら「食虫植物と昆虫食のコラボ皿を作ろう!」と盛り上がり、勢いで某イベントにてウツボカズラの天ぷらマダゴキ幼虫素揚げ添えを作った。そんな流れで虫フェスに至った。

この日持って来てくださった食虫植物は、ウツボカズラ、ハエ取り草など、かわいらしいサイズの鉢植え。

もっとよく見たい! と壇上に詰めかけるお客さん。

星野さん愛用の、特注ウツボカズラネックレス。革製品です。
このネックレスを見て笑いがこみあげてくるのはわたしだけでしょうか。

★ゲストその4 星船庭さん(バンド)

そして前半は、「星船庭」という3人組のライブで〆。これが実に不思議な世界で!

いわゆるボーカル、ギター等のベーシックなバントとは全く異なり、口笛や手拍子、鈴、笛等で物語を表現する。この日のために作ってくれたという虫の曲では、手のひらサイズの笛で、虫の羽音を再現。友人のC氏は「虫フェスで一番衝撃を受けた」と日記に書いていた。

その3に続く

虫イベントレポート虫フェス
スポンサーリンク
girikoをフォローする
スポンサーリンク
昆虫食ポータルサイト むしくい