はじめに

むし料理を食べるのはとても楽しい。

むしけーき? むしぱん? むしやき?

スチーム(steam)、のむしではありません。インセクト(Insect)、のむしです。

「昆虫」をメイン食材とした料理。それらを食べるのが趣味です。

日本では昆虫料理は珍しくなく、有名なのは信州の「いなごの佃煮」でしょう。

そして昨今では昆虫料理はそういった郷土料理に留まらず、

栄養価の高さや飼育面などから、宇宙食への採用やこれから来る食料危機問題を救う「未来食」として注目が高まり、密かなブームになっています。

また、“口にする肉はスーパーのパック状態でしか知らない”なんて小学生が続出しているというこのご時世、セミやバッタを「自分で採って食べる(キャッチ&イート!)」という

経験は、それだけでも有意義というもの。

虫料理は、「食べる」という行為の奥深さを全身で堪能できる、

エキサイティングな料理なのです。

すみません。嘘です。

では、私はなぜ虫を食べているのか?

それはひとえに漫画の影響だと言っていいでしょう

マンガ好きの方なら、作中に出てくる食事を再現するという「マンガメシ」なるものを

ご存知かと思いますが、それほどにマンガに登場する食事シーンというのは

心に鮮烈な残像を残すもの。

小池さんのラーメンや、キャンディキャンディのライラック・パイetc…。

そんな中で、

“食べちゃうの? 食べられるの? どんな味なの!?”と

度胆を抜かれたのが「虫食い」だった。

「ごらんよ! ぼくのべんとうは…青虫さ!」

ギャアア! “ぷちゅっ”て!!!

「ツルッ ぱく!」「きゃあっ うららがゴキブリを食べた!!」

イヤー! 赤ちゃんが虫を丸呑み…。

土鍋の蓋を空けると…ゴキブリの炊き込みごはん!

「だ、だれか!!だれかー!!」

(唖然)…具沢山ねえ……。

「ヒイ! ゲエー!」「困った人ね、こんなおいしいものを(中略)。

とても体にも美容にもいいのですよ。蟻とほうれん草のおひたしですわ。

それにむかでのからあげ」

・・・・・・意外と美味しそうですが。

そんな具合にゴキブリ、毛虫、蜘蛛、ムカデ、蟻、バッタetc.を食べるわ食べるわ!

(※ホラーマンガ中心だが)

30年近くもそんな漫画ばかりを読んでいたら、ジワジワと「虫の味」そのものが

気になりはじめ、興味が高じて食べるようになったというわけです。慣れって不思議。

さあ、ドラマを盛り上げたそんな虫たちは、実際どんな味?

食べられる? 美味しい? まずい?

そんな「虫の味」を追った“マンガのむしメシ”レポート、ぜひご覧ください。

そして勇気が出たら、あなたも一匹ぜひお口へ!

「食べなれてみると、案外美味しいものだよ」(※『亡霊学級』青野君のお言葉)

text/ムシモアゼルギリコ

虫食エッセイ
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